今回は一人旅やバックパッカーの経験が全くない方に向けて、参考として旅のモデルルートを提案したいと思います。
私が経験した、考えた、過去に調べたをベースにしているため、今では変わってしまったり間違っている事もあるかも知れません。
それでも一人旅初心者の方が、ルート作りをする参考になれば幸いです。
ということで今回は、働いている方でも休みが取れるであろう10日間でタイ~カンボジア~ベトナムの3ヶ国を巡るルートを紹介します。
1ヶ月などの長期休みが取れない、でもちょっとだけ冒険気分を味わえる旅行がしたい!
男女問わず一人旅に挑戦してみたいけど、初めてだから冒険しつつも、出来るだけ安全なルートが良い!
自分の周りには一人旅経験者がいないし、どういうルートを選んだら良いのか分からない!
日本では見られない世界の喧騒を見てみたい!
こんな人達をイメージしています。
1日目:移動日【日本⇒バンコク(タイ)】
2~3日目:タイに滞在
4日目:移動日【バンコク⇒シェムリアップ(カンボジア)】
5~7日目:カンボジアに滞在
8日目:移動日【シェムリアップ(カンボジア)⇒ホーチミン(ベトナム)】
9日目:ベトナムに滞在
10日目:移動日【ホーチミン(ベトナム)⇒日本】
としました。
実際に私はこの日程とルートで過去にまわっています。
ポイントとしては、カンボジアで首都プノンペンを飛ばした事でしょうか。
詳しくは後述します。
社会人として会社員など組織で働いている方が、長期休みで取れる一般的な最長期間がこの位だと思います。
もっと短い期間しか休みが取れない場合は、途中の移動で空路を利用する、3ヶ国でなく2カ国にするなど調整して下さい。
逆に長い休みが取れる場合は、もっとゆっくり回ってもこのルートで十分に楽しめます。
このルートで10日間は、正直短いと思います。
時間が取れるなら滞在先にラオス、ミャンマーを加えて3ヶ月くらいかけて回りたいくらい。
バンコク市内、アユタヤ、アンコールワット、ベンメリア、トンレサップ湖、メコンデルタなど、有名観光地がたくさんあります。
10日間の短期間で、コスパも良くこれだけ色々回れるルートは希少です。
東南アジアは常夏なので、衣類をたくさん必要とせず荷物が少なくて済みます。
初めてのバックパック旅行だとあれもこれもと持って行きがちなため、使う物と使わない物を知るためにも良い経験が出来ると思います。
日本にいると経験できない陸路での国境越えをします。
陸路移動で国境を超える旅行者が多いルートなので、初めてでも難なくこなせます。
3ヶ国ともに日本人に人気の高い国のため、日本人旅行者が多く訪れています。
どの国も観光スポットの数が多く、どこに行っても日本人を見かけると思います。
特に8月~9月の夏休みシーズンには、学生バックパッカーがたくさんいます。
まず1日目の日本からの出国は、仕事終わりの夜便(0日目深夜発)でバンコクに朝着でも良いですし、朝発の便でも良いでしょう。
バンコク行きは、主要国際空港からは日に何本も出ているので、都合の良い便を選べば良いです。
バンコク到着後は、初めての場合は空港からタクシーで市街地まで行ってしまいましょう。
空港からバスや電車を乗り継いで市街地に向かうのも難しくないため、勿論挑戦しても良いです。
ドンムアン空港ならバスでBTSモーチット駅へ、スワンナプーム空港ならエアポート・レール・リンクでBTSパヤタイ駅、MRTペッチャブリー駅へ乗り継ぐことが出来ます。
BTS・MRTに乗れれば市内の主要地域にはだいたいアクセス可能です。
ただしカオサン通りは鉄道駅から離れているため、タクシー・バスなどを利用しましょう。
ドンムアン空港からはカオサン通り方面へ向かうバスも出ています。
またタイには、寺院、市場、ビーチ、ナイトスポットなど観光名所がたくさんあります。
正直10日間全て使ってタイ国内を回っても、足りないくらいです。
好みに応じてカンボジアとベトナムの滞在日数を削って、タイの滞在期間を伸ばしても良いでしょう。
ちなみに4日目のバンコク⇒シェムリアップの移動で主に使われるのは、バスが飛行機のどちらかです。
バスの場合は朝バンコク発で夜シェムリアップ着となります。
バスを使えば、陸路での国境越えも経験出来ます。
まずビザは現地で簡単に取れるため、事前取得は必要ありません。
なお今回のルートでは、カンボジアの滞在はシェムリアップのみとしました。
理由は、カンボジアと言ったらアンコール遺跡を重点的に見て回るべきであり、それに対してプノンペンの見所が少ないためです。
また短い日程なのもあり、プノンペンは寄らない事としました。
むしろアンコール遺跡だけでもアンコール・ワットやアンコール・トムなどポイントが沢山あって一日では全ては見られません。
そしてシェムリアップからホーチミン(ベトナム)への移動は、バスか飛行機を利用します。
バスの場合は、昼頃にシェムリアップを出てホーチミンまで20時間程で到着するルートがあります。
しかし既に一度陸路移動を経験しているので、ここは時間を節約するためにも空路を使っても良いかもしれません。
もちろん時間があればプノンペンを回ったり、シアヌークビルでビーチリゾートを楽しむ事も出来ます。
タイ、カンボジアと比べるとベトナムのホーチミン周辺の観光地は小粒です。
それでもメコン川の水上マーケットやデルタツアー、統治時代を思わせるフランス風の町並み、ベトナム戦争関連の施設など見所はたくさんあります。
「水曜どうでしょう」の有名企画の逆ルートで、ホーチミンからハノイへ北上するバイクの旅なんかも楽しいでしょう。
ホーチミンとハノイの間には、フエやニャチャンなど名所が沢山あります。
短い日程のため、日本から出国する便と帰国する行き帰りの便は必ず予約しておきましょう。
また現地で都市間の移動に飛行機を使う場合も、事前に航空券の予約をしておく事を強くオススメします。
バスの場合は現地ツアー会社に行って、出発日の前々日には予約しておきましょう。
出発日前日でも良いですが、もし一杯だった場合に予定が狂うため前々日を推奨します。
長距離バスのツアー会社は、カオサン通りなど観光客が多い地域であれば数えきれない程たくさんあります。
短い日程のため、可能であれば全日程の宿を予約しておきましょう。
長期旅行であれば、現地で飛び込み宿泊をしたり気ままに予定変更をする余地もありますが、短期の場合は宿を探す時間が無駄です。
また初めての一人旅の場合は、一人旅に少しずつ慣らしていくためにも初日くらいはホテルのシングルルームに泊まっておきましょう。
そこから宿のランクを落としたり、個室からドミトリーへ変更していって、少しずつ一人旅慣れして行きましょう。
初めて考えた企画のため、説明不足やまとまりに欠ける部分があるかも知れませんが、こんな感じでいかがでしょうか。
今回は、初めての一人旅、短期間、冒険をキーワードにモデルルートを考えてみました。
以上です。
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初めまして、水曜どうでしょうの検索したらこちらの記事にたどり着き、コメントさせて頂いてるところです。
私も現地中古バイクを購入しての バイクでベトナム縦断(マレー半島縦断でも可)を考えているのですが、事前に旅仲間を作れないかと思案してるところです。
2008年に2ちゃんねるの無職、だめ板掲示板で2ヶ月の旅の提案をしたところ、奇跡的に一人参加者が現れてくれて、ホドホド楽しく旅行してきました。そして2012年にはそのいきさつを見てた人とも僕が先発で 途中合流と言うかたちで数日の旅をしました。そんな経験があったんですが、もったいないことに現在はお互いほぼ連絡を取り合わない状況になってしまってます。
次回の渡航予定が2018年10月と、ずーっと先のことなので、焦る段階では無いんですがツアーメイト系のサイトを見ると条件に合う人は見つけられず、こては一人旅になっちゃいそうかなと感じてるところです。
現地の日本宿で張ってれば、もしかしたら賛同者が出てきてくれるかも知れませんが期待は薄そうな気がします。
もし、こちらの管理者様が役に立ちそうな情報を持ってたらご教示願えないかと思い、長文コメしてしまいました。
もし返信いただけるなら数行でOkです。
すいません、返信が遅くなってしまいました。
2ちゃんねるでの募集から実施に至るとは凄い楽しい企画ですね!放蕩息子さんの行動力に脱帽です笑
ご質問頂いたベトナム縦断旅の仲間集めですが、世界一周準備中のブロガーさんにでも声がけしてみてはいかがでしょうか。
2018年10月スタートであれば、来年の春~夏頃に西廻りで世界一周に出発される方でタイミングが合う方もいらっしゃるのではないかと思います。
実際に世界一周ブロガーでは伝説的な人気があった「世界のどこかで会いましょう」のダイスケさんがバイクでベトナム縦断されてますし、世界一周ブロガーさんなら後追い企画という感じで賛同してくれる可能性があると思います。
また世界一周中であれば時間的にも多少は融通が効きますし、まだ実行まで時間があるため事前に国内打ち合わせも可能なのではないかと思った次第です。
ただし相手方は長期旅行中であるがゆえに、出発予定日に出発地点に到着できないとか不測の事態も起こり得ますのでデメリットもありますが。
もしくは放蕩息子さん自身が、その計画を元にブログを書き始めて賛同者を募ってみてはどうでしょうか?
放蕩息子さんが私のページに到達されたように、同じような企画を持っている方がいらっしゃる可能性もあると思いますよ。