ツアー旅行と個人旅行はどっちが良いのか?メリット・デメリットを徹底比較!

ツアー旅行と個人旅行はどちらが良いのか。

そもそもツアーと個人手配の旅行には、はっきりどういった違いがあるのか分からない人もいると思います。

今日は海外旅行初心者や初めての方でも分かるように、それぞれのメリット・デメリットを交えお伝えしたいと思います。

ツアー旅行とは

ツアー旅行と一言で言っても、実際にはツアー旅行にも2種類あります。

それが「パッケージツアー」「フリープランツアー」です。

パッケージツアー

別名「募集型企画旅行」と呼ばれ、その名の通り「内容が決まっている旅行に応募して参加する旅行」という事です。

パッケージツアーでは、基本的には全てのスケジュールが出発前には組まれており、同じツアー参加者と集合から解散までを一緒に過ごします。

その際、添乗員もしくは現地ガイドが同行するのが一般的で、ツアー参加者は彼らに引率されながら観光や移動をします。

また飛行機などの交通手段、ホテルや旅館などの宿泊先、バスや電車などの現地移動手段、食事など全てが費用に含まれています。

そのため出発時の集合場所に時間通りに着きさえすれば、何もしなくても旅行を終えて解散場所に帰って来ることが出来ます。

パッケージツアーは、1990年代頃までは海外旅行の一般的な形であり、現在でも高齢者を中心に多数の利用者がいます。

また最近では、大量の中国人観光客がパッケージツアーで日本を含めた世界各国を訪れている姿も目立つようになってきました。

フリープランツアー

フリープランツアーは1990年代頃から増え始めたパッケージツアーの一種で、交通手段と宿泊のみをセットにしたツアーです。

出入国時の飛行機と滞在先のホテルは決まっているが、現地での過ごし方は何も決まっておらず自由なので「フリープラン」と呼ばれます。

当然ながら添乗員やガイドもおらず、観光や食事などは自分で手配する必要があります。

パッケージツアーのメリット・デメリット

メリット

個人手配より割安な場合がある

ツアー人数分の団体でホテルや航空会社と契約するため、スケールメリットにより費用を格安に抑えることが出来ます。

そのため個人旅行では絶対に不可能な価格でツアーが組まれている事もあります。

自分で何もしなくても済む

ツアーを組んでいる旅行会社や添乗員・ガイドが全て手配してくれるため自分では何もしなくて済みます。

トラブルが発生しても、旅行会社が間に入ってくれるため全て日本語で対応できるのも大きな強みです。

見所だけを回れる

パッケージツアーの場合、より多くの人を集めるために人気観光地をたくさん回るようにツアーが組まれています。

そのため観光地間の移動もチャーターバスなどを使って、最短距離を繋ぐように進みます。

つまり短期間でも各地の名所だけを効率よく観光して回る事が出来ます。

デメリット

マイナー観光地に行きづらい

当然ですが、パッケージツアーは集客力が高いルートがより多く組まれています。

そうでないと参加者が集まらずツアーを催行することが出来ません。

そのためちょっと変わった観光地を訪れるツアーは絶対数が少ないです。

場合によっては、その場所がルートに組み込まれたツアーが存在しない事もあります。

自由な行動が出来ない

パッケージツアーの場合、全てのスケジュールが出発前に組まれているため自由な行動は出来ません。

この都市や場所が気に入ったから、少し長めに散策しようなんて事は許されません。

「何時には○○に向かって出発」という風にしっかり決められています。

逆に興味がない場所にも時間内は滞在しなければなりません。

他人と常に行動を共にする必要がある

ツアー参加者のほとんどが他人で初対面なため、どういう人がいるか分かりません。

うまく気が合えば良いですが、中には自分勝手な行動からツアー客の気分を悪くする人がいる場合もあります。

また初対面の人には多少なりとも気を使うため、数日間であっても気疲れしてしまうかも知れません。

フリープランツアーのメリット・デメリット

メリット

現地で自由な行動が取れる

フリープランでは、現地の行動は自由です。

そのため自分の行きたい場所に行きたい時間に訪れることが出来ます。

ホテルと航空券は割安になる場合がある

パッケージツアー同様に、予約を大人数で取るため割安になる場合があります。

ただしフリープランは最少催行人数が1名からのような、小規模ツアーも多いため個人手配と変わらない場合も多いです。

困った時に旅行会社に相談できる

現地でトラブルに巻き込まれた場合に、日本国内の窓口に電話すれば対応のアドバイスをもらえます。

また現地オフィスがある場合には、そちらからトラブル対応を手伝ってくれる事もあります。

ただしあくまで自分から連絡する必要があるため、交通事故などで緊急性の高い場合は期待出来ません。

物を失くしたり、盗難にあった場合には相談してみましょう。

デメリット

ホテルと航空券の自由度が低い

ホテルや航空券は選べるリストが予め決められているため、その中から選ぶ必要があります。

そのため事前に泊まりたいホテルや乗りたい航空会社の希望があっても利用できるとは限りません。

基本的には1都市滞在型

フリープランの場合は、都市間の移動に旅行会社が関与できないため1都市のみの滞在が一般的です。

そのため離れた観光地に向かう場合でも、日帰りで行くしかありません。

何をするにも滞在するホテルを基点とする必要があります。

自分で旅行プランを立てる必要がある

どこに行く、どこで何を食べる、どうやって移動するなど現地での行動は、全て自分で計画を立てなければなりません。

また立てたプランを自分で実行なければならないため、人と交渉する語学力や行動力も必要です。

とはいえ語学力も英語で言うと中学卒業程度のレベルで十分です。

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個人旅行とは

個人旅行とは、個人が宿泊先や交通手段の予約など全てを行う旅行の事です。

格安航空券を航空券比較サイトで探し、宿をホテル予約サイトで予約する。

空港に着いたら、宿までは地元の交通機関やタクシーを使って自力で移動する。

そんな旅が個人旅行のイメージです。

個人旅行のメリット・デメリット

メリット

自由な計画が立てられる

自分の行きたい場所に好きなだけ滞在したり、交通手段やルートを選ぶのも自由です。

個人手配であれば、自分の気分だけで急な計画変更も簡単に出来るのも魅力です。

費用配分が自由

移動はLCCを使って安く抑えて宿を高級ホテルにしたり、朝昼の食費を抑えてディナーを豪華にしたり。

自分が掛けたい所にお金をかけて、掛けたくない所にはお金を掛けないように自由に調整が出来ます。

たまの休みなので豪勢な旅行にしても良いですし、少しでも滞在日数を長く出来るように低コストで貧乏旅行にも出来ます。

一人旅に最適

全て自分で手配するため一人旅に最適です。

自分の気が向くままに、好きな場所で好きな事をする自由が旅に出来ます。

デメリット

全て自分で手配する必要がある

飛行機やホテルの予約、空港からホテルや観光地までの移動手段の手配など、全てを自分で行う必要があります。

当然、慣れない土地で行う交渉やチケット購入などで手こずる場合もあります。

また現地のルールを事前に調べておかなければ、知らぬ間にルール違反を犯して警察に捕まってしまう事さえあり得ます。

トラブル対応も自分で行う

トラブルに巻き込まれても、全て自力で解決する必要があります。

そのため盗難や事故などに合っても、自分で解決する力が必要です。

語学力が多少は必要

当然交渉やトラブル対応は現地の言葉が話せなければ、英語で行うことになります。

そのため最低限の英語が話せなければ、話が全く通じずに途方に暮れてしまうかも知れません。

まとめ

以上が、ツアー旅行と個人旅行の比較とそれぞれのメリット・デメリットです。

私は一人の場合は個人旅行、友人と一緒の場合は個人旅行かフリープランツアーを利用しています。

ただ、それぞれに長所・短所があるため一概には良し悪しは言えません。

海外旅行への慣れや旅行手配にかかる手間、費用などを比べながら自分に合った物を選びましょう。

以上です。

shaw