ミシュランガイドの星の総数をランキングにすると、東京が世界で一番多いそうです。
そのため、東京が世界一の美食シティと評価もされています。
しかし世界各地にも、星が付く高級レストランから現地ローカルに愛される屋台まで、世界中のグルメを唸らせる美味しい食事があります。
私個人の感想で言えば、やはり食事が美味しい国の旅は満足度が高いです。
そこで、今回は旅行の大きな楽しみでもあり、時には悩みにもなる海外旅行中の食事についてお伝えしたいと思います。
まず食事と言っても、価格も味も上から下まで様々です。
そこで簡単に種類をグループ分けして、それぞれの特徴をお伝えしたいと思います。
パリに行って本場のフレンチを食べてみたいって場合には、このランクのレストランが多いと思います。
一人旅ではなかなか利用することはありませんが、友人同士のグループ、恋人や夫婦旅行では利用される場合もありますね。
これらの店では、ドレスコードがあり子供連れでは入れない場合が多いです。
もちろんお店にもよりますが、食事をする場の空気や雰囲気など、全てにおいて素晴らしい体験が出来ると思います。
現地の方が気軽に外食で利用するような、「現地ローカルに愛されるレストラン」です。
日本で言えば、近所の蕎麦屋さんみたいな感覚ですね。
味と価格のコストパフォーマンスは、これらの大衆食堂が一番良いと思います。
やっぱり地元客が多いお店は、美味しい確率が高いです。
でも観光客がほとんどいない店だと、少し入りづらい雰囲気である事も多いです。
そんな時も、勇気を出して入ってみましょう。大抵の場合は、店員さんが歓迎してくれます。
場合によっては、店員さんに全く英語さえ通じない場合もありますが、どうにかなるもんです。
食堂に入る理由は、お腹が減っていて何か食べたいんだと向こうも分かっていますからね。
旅行先で、現地の人と一緒に同じ物を食べるのも、旅の醍醐味の一つだと思います。
欧米系のチェーンからローカルファーストフードまで種類は様々です。
私はあまり行きませんが、世界中にあるマクドナルドなどのチェーン店は安心の味です。
多少は現地仕様になっていますが、どこでも食べ慣れた味が楽しめます。
慣れない現地の食事でお腹の調子が悪くなった場合や、味に飽きた場合にはとても便利です。
お店によって、テイクアウト専門店とイートインスペースのあるお店と2パターンあります。
安い食事を追求していくと、ここに落ち着くと思います。
味も当たり外れはありますが、人気のお店はやはり美味しい場合が多いです。
種類も、現地のローカルフードから世界中どこにでもあるケバブなど様々です。
台湾やタイなどは屋台文化がとても発達していますので、食べ歩きをするだけでも楽しいですね。
国が変われば文化が変わりますので、食事のマナーも様々です。
中国では、出された料理を少し残したほうが良い(宴会の場合)など、現地のルールを守るようにしましょう。
(このルールは最近はかなり薄れていますし、「光盤行動」と呼ばれる完食しようという運動が大きくなっています。)
また高級レストランでは、リゾート地であってもドレスコードがある場合がほとんどです。
短パンとサンダルでホテルを出て、レストランに着いてからドレスコードに気づいた、なんて事がないように事前に調べておきましょう。
食事のマナーは、「(国名) + 食事 + マナー」で検索すれば、すぐに出てきますし、地球の歩き方などのガイドブックにも載っています。
食事の量も、国によって様々です。
欧米のレストランでは、一皿の量がこれでもかと言う位に多いです。
周りのお客さんの量を見て一人前が食べきれなそうだった場合には、
注文したい物を指差しながら、
Can I order this in half size?(これをハーフサイズで注文できますか?)
と素直にお願いしてみましょう。
女性や子供用にハーフサイズを用意しているレストランも多いので、対応してくれる場合があります。
逆にアジア圏では、一皿の量が少ない場合が多いです。
そんな時は他にも料理を注文して、色々な料理を楽しみましょう。
屋台でも、一個の量が少ないから沢山の種類を食べ歩き出来ます。
高級レストランでは問題ないと思いますが、衛生面が万全ではない途上国の屋台や食堂では、気をつけるべきポイントがあります。
日本以外のほとんどの国で、水道水は飲料水としては使えません。
そのため海外では、レストランで合っても水は有料で買うのが一般的です。
また意外に盲点なのが、レストランで出される氷です。
レストランの氷が水道水で作られている場合があり、人によってはその氷で当たる場合もあります。
そのため気になる人はレストランで、
I want a coke with no ice.(氷なしでコーラを一つ下さい。)
と言った感じで氷なしでドリンクを注文しましょう。
また衛生面ではないですが、軟水、硬水の違いにも注意しましょう。
日本で飲まれている水はほとんどが軟水ですが、ヨーロッパに行くと硬水が出てくる場合があります。
人によっては、体に合わず体調が悪くなる場合もあります。
もし硬水が合わないようであれば、軟水を買って飲むようにしましょう。
ちなみにペットボトルで売られている水で代表的なものを挙げると、
Crystal Geyser(クリスタルガイザー)は軟水、Contrex(コントレックス)は硬水です。
屋台や大衆食堂では、スプーンやフォーク、皿が汚れている場合があります。
日本人は、世界で一番キレイ好きと言われるほどですから、海外に行くと汚れが気になる事が多いかも知れせん。
汚れが酷い場合には、店員にきちんと伝えましょう。交換など対応してくれるはずです。
でも若干のホコリ程度は、途上国では受け入れてしまうのが良いでしょう。
軽いホコリであれば紙ナプキンで拭けば良いですし、まだ気になる方はウェットティッシュを持って行ってそれで拭きましょう。
ちなみにホコリを紙ナプキンで拭くのは、現地のお客さんもよくやってるので、お店に対して失礼にもなりません。
いくら気をつけていても食事が体に合わずに体調を崩す場合があります。
症状が軽い場合は、まずは常備薬を飲んで安静にしておきましょう。
一晩寝ればスッキリなんてこともよくありますし、せっかくの旅行中とは言っても無理は禁物です。
症状が何日も続いたり、症状が重い場合は、現地の薬局へ行ってみましょう。
片言でも症状を伝えると、思ったより簡単に薬を購入できるはずです。
ちなみに腹痛には経験上、現地の薬が一番効きます。
最悪の場合には、現地の病院へ行くことも視野に入れましょう。
海外で病院に行かずに、症状が悪化してしまう可能性もゼロではありません。
大きな都市であれば、日本語が通じる病院も大抵あります。
またそのためにも、海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。
海外での通院費用は、非常に高額です。請求額が100万円を超えることも珍しくありません。
しかし海外旅行保険に加入しておけば、保険範囲内であれば無料で治療が受けられます。
とは言え、海外旅行のたびに数千円も保険料を支払うのは、勿体ないですね。
海外旅行保険が自動付帯するクレジットカードを持っておくのがオススメです。
海外での食事について、その種類から体調が悪くなった場合の対応方法までお伝えしました。
冒頭でも言いましたが、食事は旅行の大きな楽しみでもあり、時には悩みにもなります。
本場の土地で食べる美味しい現地料理は、非日常感と相まって旅行の気分を高めてくれます。
逆に料理が合わない、美味しくないなんて感じてしまうと、その土地のイメージが悪くなるのも事実です。
私は、どちらかと言えば高級レストランよりも、地元民に愛されるローカルレストランに好んで行きます。
そのほうが現地の暮らしを、間近で見ることが出来るからです。
それぞれの土地やお店で美味しい物を食べて、旅を最大限に楽しみましょう。
以上です。