日常の行動・活動を決まった日付、曜日、時間に行うように「ルーティン化」すると、日常生活がよりシンプルになります。
ルーティン化することで、必要な事には集中して不必要な事は生活から削ぎ落とす事が出来ます。
「ルーティン」と言えば、ラグビー日本代表の五郎丸選手の「五郎丸ポーズ」を思い浮かべる人も多いと思います。
あの「五郎丸ポーズ」は、彼が「キックの前」に必ず行うルーティンです。
では、そもそも「ルーティン」とは何なのか調べてみます。
ルーチン [1] 【routine】
〔ルーティーン・ルーティンとも〕1.きまりきった仕事。日々の作業。ルーチン-ワーク。
2.コンピューターのプログラムの部分をなし,ある機能をもった一連の命令群。
3.「ルーチン競技」に同じ。
三省堂 大辞林より
辞書で調べた結果がこちらです。
ここで私が持つルーティンのイメージは、1番に近いです。
また「ルーティン化」を違う言い方をすれば「習慣化」とも表現できます。
その習慣の強制力をさらに高めるために、日付、曜日、時間までスケジュールを決めてしまうのが私の考える「ルーティン化」です。
私が実際に日常生活でルーティン化した物の一部を、具体例として紹介していきます。
人によっては日常的に行う当たり前の内容かも知れませんが、ズボラな私にはルーティン化する必要があった物です。
ルーティン化を助けてくれるツールとしては、iPhoneの「リマインダー」機能と私のスケジュールが全て入っているGoogleカレンダーを活用しています。
いわゆる「靴磨き」ですが、私は月に一度の頻度で日曜日の夜11時頃に行っています。
ルーティン化する前は、手入れを忘れがちで靴の寿命も短く、革靴を買い換える頻度も高かったです。
しかし今では良い物を手入れしながら長く使う事が出来ているので、結果的にはコスト面でも抑えられています。
こちらは隔週でのルーティン化です。
毎週は予定が合わせづらく、三週間以上だと夏場は汗の汚れも気になります。
出来る限り清潔感のある服装をする面からも、そのため隔週が私にとっては丁度良い頻度です。
また当日中の引き取りが出来るクリーニング店が便利で一番利用しています。
こちらは毎週土曜日に行います。
毎週の事なので、リマインダー設定もなく土曜日の朝に行う習慣となっています。
美容院での散髪は、4週間に一度です。
「髪が伸びたから切りに行こう」と予定を立てるのではなく、「4週間に一度の髪を切りに行く日」としてスケジュールに入れています。
こうすることで、美容院に行く日を考える手間が省けます。
些細な事かも知れませんが、こういった小さな悩みを減らして行けば自然と生活がシンプルになっていきます。
特に男性であれば毎月髪を切るという人も多いと思うので、オススメです。
ではルーティン化すると、生活にどのような変化やメリットがあるのか説明します。
まず「やり忘れ」を防ぐ事が出来ます。
これはズボラな私にとって大きなメリットです。
「やらなきゃいけない事」、「やったほうが良い事」があっても面倒で先延ばしにしたり、すっかり忘れてしまう事もあります。
こういった抜け漏れを、スケジュールとリマインダーを使いながらもルーティン化することで防げています。
またルーティン化した物は、必ず完了する必要がある内容です。
それらを継続する事で、三日坊主にならず習慣とする事が出来ます。
さらに不必要な活動を洗い出す助けにもなります。
ルーティン化された事は日常で欠かせない物ですが、そうでないものは無くても困らない物です。
つまり日常から削ぎ落としても問題ない行動です。
勿論全てをすぐに削ぎ落とす事は出来ませんが、「いつでも減らせる行動」と思っておくと優先順位を間違えずに済みます。
以上が、行動をルーティン化すれば日常生活がシンプルになるという話です。
「どうせやらなければいけない。やらなければいけないのならばスケジュールまで決めてしまおう。」
と思ったのが日常生活のルーティン化に至った経緯です。
ルーティン化された行動習慣に慣れれば、難なく「継続」が出来ます。
むしろ無駄を省く考え方としては「私服の制服化」とも似ているかも知れません。
なにより日常生活でも固定できる物は、しっかり固めてしまえば良いと思っています。
決まってしまえば意識せずとも自然と続くようになり、そうじゃないと逆に違和感を覚えるほどに日常生活に溶け込んでいきます。
人それぞれ、お風呂で身体を洗う順番が決まっているのと同じようなものです。
是非、日常生活のルーティン化に挑戦してみて下さい。
以上です。