電子マネー「iD」の情報まとめ&実際にメイン電子マネーとして使った感想

メインカードを「ANA VISA ワイドゴールドカード」に変更したのに伴い、メインで使う電子マネーも今までのPASMOから「iD(アイディ)」にしました。

そこで今回は「iD」に関して詳しく説明すると共に、私が実際にメイン電子マネーとして1ヶ月ほど使った現時点での感想をまとめたいと思います。

「iD」とは

iD(アイディ)はドコモと三井住友カードが提携し、ドコモが運営している電子マネーです。

そのためdocomoの「おサイフケータイ」を始めとする携帯電話・スマホ関連サービスを中心としつつも、カード一体型電子マネーとしてVISAカードについている事も多いのが特徴です。

ApplePayにも対応しているため、iPhone・iPad・AppleWatchでもiD搭載のクレジットカードを登録してiDを使う事が出来ます。

支払いはポストペイ式

支払い方法は「ポストペイ」と呼ばれる後払い方式のため、Suica/PASMOのように事前にチャージをする必要はありません。

クレジットカードと同様に定められた金額の範囲内であれば、自由に支払いに使うことが出来ます。

(カード一体型の場合は、上限はクレジットカードの利用限度額と同じです。)

また「プリペイド」や「デビット」式のカードの一部でも「iD」を利用できる場合があります。

その場合は、ポストペイではなくカードの支払い方法と同じプリペイドもしくはデビット形式での支払いとなります。

また店舗によっては、一度のiD決済で支払える金額に上限が設けられている場合があるので注意が必要です。

これは店舗に個別に問い合わせないと分かりません。

暗証番号が必要な場合がある

場合によっては、暗証番号入力を求められる場合があります。

1万円未満(~9,999円)の少額決済では必要なし

1万円以上の決済では、暗証番号の入力が必要

私は少額決済での利用がほとんどなので、実際に暗証番号入力を求められた事は一度もありません。

おサイフケータイであれば海外でiDを使える場合もある

私のようなクレジットカード搭載の「iD」しか持っていない場合には、海外でiDは使用できません。

しかしAndroid端末の「おサイフケータイアプリ」でiDを使っている場合には、MasterCardが提供している「PayPass」対応の店舗で使う事が出来ます。

使い方は日本国内でiDを使う時と同じで、専用端末に「おサイフケータイ」をかざすだけ。

ただし支払い方法の指定する際には「iD」ではなく、「MasterCard PayPass(マスターカードペイパス)」と伝えましょう。

また注意が必要なのは、ApplePay搭載のiPhoneやiPadでは「iD」を海外で利用することは出来ません。

あくまで海外で使えるのは、Android端末で「おサイフケータイアプリ」を使用した場合のみです。(2017年7月確認時点)

「iD」を1ヶ月使った感想

約1ヶ月前にiDを使い始めるまでは、交通系電子マネーのPASMOをオートチャージしながら使っていました。

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現在も電車に乗ったり、iDが使えない店ではPASMOを使いますが、メイン電子マネーはiDになりました。

そこで実際にiDをメインの電子マネーとして使っている感想をPASMOとの比較も交えながらお伝えします。

使えるお店の数・種類では困らない

電子マネーの良し悪しの大きなポイントが、当然ながら使えるお店の種類が挙げられます。

この点では、iDがお店で使えないと困ることはほぼありませんでした。

むしろまだPASMOに対応していなかったマクドナルドがキャッシュレスで済むようになったため、使えるお店が増えた感じでしょうか。

強いて言えばiDが使えなかったのは、Suica/PASMOなど交通系電子マネーと現金にしか対応していない駅構内の自動販売機やキオスクなどの売店くらい。

ただこれらの場合も、PASMOを持っていたため全く問題ありませんでした。

使った金額が分かりづらい

PASMOの場合はプリペイドだったので、残額を見ればいくら使ったか分かりました。

何を買ったかまでは覚えて無くても、差額で使った金額は間違いなく分かったものです。

しかしiDの場合は、使った金額が正確には分からなくなってしまう事があります。

一応普段から家計簿アプリを使っているため、メモをし忘れた時くらいなので回数は多くありません。

もちろんカードの利用明細を見れば分かりますが、明細と突き合わせをする必要があるため若干ですが手間は増えました。

(全部きっちりメモしておけば良いんですが、酔っていると忘れてしまうんです・・・)

ただこれからiDをもっと使い慣れてくれば、メモし忘れる事もなくなるのかも知れません。

カードを端末にかざした時のタイムラグが気になる

PASMOの時とは違い、iDは読み取り端末にかざして決済完了するまでに若干時間が必要な場合があります。

ほんの0.1秒程度ですが、PASMOの時にはなかったタイムラグが存在します。

おそらくiDの場合は、決済内容からカードの利用可否確認を取っているためでしょう。

iD:ポストペイ(後払い)のため決済の度に、カードの利用可否をセンターと通信して確認する必要がある。

Suica/PASMO:プリペイド(前払い)のためカードに記録されている残額情報から決済可否が通信せずに分かる。

本当に微妙な時間ですが、今までなかったためちょっとだけ気になっています。笑

楽天Edyと聞き間違えられる事がある

この1ヶ月の間に2回ほど楽天Edyと聞き間違いをされました。

2回ともセブン・イレブンだったのですが、

私「iD(アイディ)で」

店員さん「はい。」

レジの客側に見える液晶画面に、支払い方法「Edy」が表示される・・・という流れです。

ただこれは私の発音・発声の問題であり、私に非があると思っています。

意識的にハッキリ発音・発声するように心掛けます。

セブン・イレブンでANAマイレージクラブのプラスマイルが加算される。

ANAカードをセブン・イレブンで利用するとクレジットカード会社のポイント移行とは別に、200円(税込)につき1マイルが追加で付与されます。

実はこれがiD決済でもANAプラスマイルの対象だったとカード発行後に知りました。

セブン・イレブンヘビーユーザーの私としては、嬉しい誤算です。

まとめ

以上が、電子マネー「iD」の情報のまとめと実際にメイン電子マネーとして使った感想です。

実際に「ANA VISA ワイドゴールドカード」と「ソラチカカード」の2枚持ちになって非常に満足度が高いです。

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2017年7月時点での私のEDC(EveryDay Carry)を紹介します。 前回紹介したのが2016年6月なので、約1年ぶりの紹介です。 変更した物、しなかった物を理由と共に紹介していきます。 前回の紹介はこちらから。...

そしてキャッシュレス、ANAマイルへの集約、シンプルライフという観点から、これが現時点では私の最適解だと思っています。

以上です。

shaw