先日、オーストラリアでのワーキングホリデービザ取得の年齢制限が、30歳から35歳に引き上げられることが決定しました。
この件が報じられたNEWSのページはこちら(英文)。
これにより年齢的に既にワーキングホリデーに行けなくなったと諦めていた人でも、再度行くチャンスを得られた人も多いでしょう。
ちなみに私もまだ挑戦可能です!
そもそもワーキングホリデーとは
ワーキングホリデーとは、2国間の協定により国民が互いの国で、異なる文化を学び休暇を楽しみながら、一定の労働も可能となる制度です。
一般的に「ワーホリ」と略されることも多く、一度は耳にしたことがある人が多いと思います。
現地での生活の仕方や行く目的も人それぞれで、語学留学として利用する人、休暇目的の人、就労での貯蓄目的の人など様々です。
実際にワーキングホリデーに行く人は、大学を休学中、会社を退職した、高校卒業と同時にワーホリに行く人など年齢や境遇もバラバラです。
通常ならば就労ビザが必要な「自分で生活費を稼ぎながら海外で生活する」を体験する良い機会になっています。
なお日本がワーキングホリデービザ(査証)に関する取り決めを結んでいる国は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾(中華民国)、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリアの計16カ国です。(2016年10月現在)
ビザ取得の年齢制限が30歳まで
ワーキング・ホリデー・ビザを取得出来るのは、ほとんどの国で18歳~30歳と年齢制限が設けられています。
国によっては25歳までの場合もあり、例えば日本の場合はアイルランドが25歳までと定められています。
このようにワーキングホリデーは気軽に行けるとはいえ、年齢という時間制限を誰もが抱えています。
また通常は同じ国に1年以上は滞在出来ないという制限もあります。
ただしこの滞在期間は特定条件を満たせば、延長する事も可能です。
オーストラリアで35歳までビザ受給可能に法改正が決定
冒頭でも述べた通り今回オーストラリアが、ワーキングホリデーの年齢制限を30歳から35歳に引き上げることを決定しました。
年齢制限のためにワーキングホリデーを諦めていた方にとって、新たなチャンスが生まれた事になります。
なお年齢制限引き上げの施行は2017年1月となっています。
年齢上限の変更と共に税制も変更されることに
しかし良いニュースばかりではありません。
ここ最近もオーストラリアでワーキングホリデーにより就労している人達への所得税が話題になっていました。
そして今回の発表によると、所得税については折衷案が取られたようです。
従来:年間収入が18,200$までは非課税、それ以上は所得税19%を課税
元の案:年間収入が80,000$までは所得税32.5%を課税
今回発表された内容:年間収入が37,000$までは所得税19%を課税
従来の税制度と比べると、労働者にとっては改悪には違いありませんが、元の案の所得税率32.5%と比べればかなりマシです。
税収を上げたいオーストラリア政府と税金アップより労働者が減ることを懸念する農園経営者とのせめぎ合いが見て取れる内容ですね。
まとめ
以上が、オーストラリアのワーキングホリデーの年齢制限と税制に関するルール変更の概要です。
所得税が上がってしまったのは残念ですが、年齢制限が緩和されワーキングホリデーを取得する新たなチャンスが生まれたのは素晴らしいと思います。
是非興味のある方は、話だけでも聞きに行ってみてはどうでしょうか。
以上です。
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