最近ますます喫煙者への風当たりが強くなっていますが、約2年前までは私も喫煙者でした。
喫煙者の方でも、煙草の値上げや喫煙所の撤去をキッカケに禁煙をしようと考えている方も多いと思います。
また「いつかはやめなきゃ」と心の何処かで考えているけど、キッカケがない方も多いでしょう。
そんな方達に向けて、今日は私が禁煙に成功した時に実践した方法をお話します。
私の喫煙歴
私は、2年前に禁煙するまでの約10年喫煙者でした。
念のために言っておきますが、吸い始めたのは二十歳を過ぎてからですよ。誕生日の直後でしたけど。
本数は、普段は一日1箱程度ですが、お酒を飲んだ日は多いと2箱は吸っていました。
朝起きて、まずタバコを吸うのが、寝起きの日課。
食後にも欠かさずタバコを吸っていましたし、仕事の休憩時間でもタバコ休憩をしていました。
当然お酒の席でも、多いときには1箱とかなりの量を吸っていました。
いわゆるヘビースモーカーの部類に入る人種だったと思います。
禁煙するキッカケ
実は、当時の恋人からも「タバコをやめて欲しい」とは言われていました。
しかし禁煙したキッカケはそれではありませんでした。
職場の喫煙所でタバコを吸っていた時に、こんな会話を職場の同期としていました。
「やめるキッカケがない」
「値上げされた時にやめておけば良かった」
「やめ時を失った」
その時に半分冗談のような形で、その彼と一緒に禁煙をすることにしました。
先にタバコを吸い始めた方が、負け。
負けたら罰ゲーム付きという非常にシンプルかつ分かりやすい内容です。
思い立ったが吉日という事で、その日の夜に喫煙所で一緒にタバコを吸ったのを最後に禁煙がスタートしました。
禁煙するために実践した事
会う頻度の高い人とゲーム感覚で始める
キッカケの中でも言いましたが、私のように「毎日のように会う人とゲーム感覚で始める」ことをオススメします。
毎日のように顔を合わせる人であれば、日常的に「まだ続いてる?」と冗談感覚で禁煙を確認しあうキッカケになります。
これがなかなか会わない知人だと、久しぶりに会ったら普通にタバコを吸ってたなんて事になりかねません。
日頃から自分が禁煙している事を意識させられるのがポイントだと思います。
とにかく周りに禁煙したことを告知する
友人、家族、恋人など知り合いには、禁煙したことをどんどん言い触らしていきましょう。
そうすることで、後戻り出来ない状況に自分を追い込む事が出来ます。
特に知人女性に絶対に吸わないと豪語してしまったら、後から「やっぱり禁煙できなかった」なんて格好悪くて言いづらいですからね。
喫煙具を全て処分した
私はライターはZippoを使っていました。
既に閉鎖されてしまったカナダ工場製のZippoがお気に入りで8年くらい使用していたと思います。
そのZippoを禁煙を始めて数日後に、友人に譲ってしまいました。
そうなると吸い始めようと思っても、手元にライターがないし100円ライターを使うのも味気なく感じてしまいます。
タバコだけ買っても、以前と環境が変わってしまって空虚感を感じてしまいます。
もし喫煙を再開しても、譲った友人からZippoを返してもらうわけにもいきませんからね。
タバコの代替品を見つける
これは良いか悪いか難しい所ですが、仕事の休憩でタバコの代わりになる物を作りました。
私の場合は、いつもコーヒーを飲んでいました。
別に喫煙者でなくとも、休憩時間を取ったほうが効率的に進みます。
その時に紅茶でもお菓子でもコーヒーでも、何でも良いので自分に合ったものをタバコの代替品とすれば良いだけです。
お酒の席には以前と変わらず出席する
禁煙を始めてすぐのうちは周りでタバコを吸われるのが嫌なので、お酒の席には出ないようにする人も多いと聞きます。
でも最初のうちは避けることは出来ても一生避けることは出来ないので、いずれ同席することになります。
それであれば最初から環境を変えずに、今までと変わらずに生活すれば良いのです。
すると周りでタバコを吸われる事に対しても、タバコをやめた後でも何も思わなくなります。
禁煙して数カ月後に、飲み会をキッカケに吸い出してしまった話も聞きます。
しかし最初から慣れておけば、それも防げると思います。
禁煙始めた後の経過
初日
夜8時頃に会社の喫煙所で吸ったため、その日は特に何も感じませんでした。
会社を出てから夕食を食べた後にいつもならタバコを吸いますが、禁煙するから吸わないと思ったくらいだったと思います。
2日目
この日は仕事中に、タバコが吸いたくてイライラしたのを覚えています。
まさにニコチンが切れたニコチン中毒の症状だったのだと思います。
そのイライラがずっと続くと思って、ボトルケース入りのガムを買った事も覚えています。
休憩時間を取って、コーヒーを何杯も飲んでいた気がします。
3日目
前日までと打って変わって、3日目からはイライラが全くと言って良いほど無くなっていました。
ニコチン中毒を抜けるまでの時間の目安は48~72時間という話を聞いたので、中毒症状から抜けたのかもしれません。
前日に買ったガムは、この日からほとんど食べなかったです。
コーヒーは量は減りましたが、変わらず一日で4~5杯は飲んでいました。
また3日目の夜に、焼肉を食べながら飲んだのですが、これをタバコを吸わずにクリアした事が精神的に非常に大きかったと思います。
また、焼肉を一緒に食べた友人にZippoを譲る約束をして、後日渡しました。(当然禁煙中なので、持ち歩いていない)
4日目~現在
4日目以降は、もはや現在の日常と何ら変わりがありません。
コーヒーは今でもかなりの量を飲みますが、集中力維持や眠気覚ましとプラスに働いています。
ただ費用面では、タバコを吸っていた時の方が安いくらいですが。
今は目の前でタバコを吸われても、当然何も思いませんし吸いたいという感情もありません。
(一度試してみたくて、友人からiQOS(アイコス)を1本だけもらった事はあります。)
むしろ元喫煙者なので、煙に慣れているのか周りがいくらタバコを吸っても別に嫌とも感じません。
禁煙に成功した効果
運動での息切れがなくなった
タバコを吸っている時は、運動すると体の疲れではなく息切れが先に来てしまっていました。
しかし今では息切れもなく、運動すれば心地よい体の疲労感を感じる事が出来ます。
体重は増加した
体重は増加しました。
よく「タバコをやめると食事が美味しくなる」と聞きます。
しかしタバコを吸ってる時から美味しかったので、さらに美味しくなったのかは分かりません。
でも気づいていないですが、食事量(特にお酒の席)は増えたのかも知れません。
そのため体重はかなり増えてしまったため、ダイエットを実行中です。
喫煙者に対して
禁煙に成功した私個人で言うと、タバコをやめて良かったとは思っています。
でもタバコを吸いたい人は吸えば良いし、辞めたい人はやめれば良い。
ただタバコを吸う人を周りの人間が否定したり禁煙を強要するのは、間違っていると思います。
喫煙に関する議論は色々思うところはありますが、長くなるので省略します。
ただコレだけは言いたいのでは、その代わり喫煙者には喫煙所で吸う、ポイ捨てをしないなどマナーは守って欲しい!
一部のマナーの悪い喫煙者のせいで、喫煙者全体のイメージダウンに繋がって、皆が肩身が狭い思いをしているわけですから。
自分の首を自分で締めているだけですよ。
そしてマナーを守っている喫煙者も多くいることを、非喫煙者には知ってほしいです。
みんな嫌と言う人の前では吸いませんから、きちんと嫌と言って下さい。
まとめ
私は元喫煙者なので嫌煙でもないですし、ルールに反しなければ喫煙者への理解もあります。
でも先進国の間では世界レベルで社会全体で、喫煙に対して逆風が吹いているのは間違いありません。
そこで禁煙したいけど出来ない、禁煙するキッカケが欲しいという方の参考に少しでもなればと思って本日の記事を書きました。
やろうと思えば誰でも出来ますよ!
でも強制は全くしません。
吸いたい人はどんどん吸いましょう。
喫煙者は、高額納税者であり、早死にする確率が高いので医療費も年金受給額も少なくなって、非喫煙者からするとメッチャ良い人ですよ!
以上です。
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