完全なキャッシュレスライフを実現するのはまだ難しい。

キャッシュレス生活

以前からブログ内で何度か記事にしていますが、私は極力現金を使わない「キャッシュレスライフ」を送っています。

キャッシュレス生活をオススメする3つの理由
キャッシュレス生活とは、文字通りの「現金」を使わない生活です。 勿論、完全に現金を使わない生活は難しいですが、普段の生活では一週間程度は全く現金を使わないことも多々有ります。 今回は私個人が極力現金を使わずに、クレジットカードや...

しかし完全なキャッシュレスライフを実現するには、まだまだハードルが多いです。

電子決済に未対応な店の存在

クレジットカードや電子マネーなど電子決済は、当然ながら全てのお店で利用できるわけではありません。

飲食店・小売店など業種に関わらず、店舗が各種クレジットカードの加盟店かどうかによります。

さらには加盟店であってもお店によって、加盟しているカードブランドも異なります。

VISAには加盟店しているけど、JCBには加盟していない。

そのためVISAは利用できるが、JCBは利用不可なんて事も起こります。

店舗が電子決済に対応しない理由

お店が電子決済を導入しない理由は、大きく2つあると思います。

クレジットカードの加盟店手数料が高い

まず1つ目に、加盟店手数料が高い事が挙げられます。

加盟店手数料とは、加盟店管理会社(アクワイアラー)と呼ばれるクレジットカード会社に対して、加盟店が支払う手数料です。

例えば、お客さんが1万円の会計をクレジットカードで支払った場合、代金を立て替えるクレジットカード会社からお店には1万円全額が支払われる訳ではありません。

仮に加盟店手数料率が5%であれば、5%分の500円を引いた9,500円が支払われるわけです。

電子マネー運営会社に対しても、店舗はクレジットカードと同様に手数料を支払っています。

加盟店手数料の料率は、各加盟店と加盟店管理会社の契約で個別に定められますが大体5~6%の間とされています。

確かに売上から自動的に5%も手数料を取られるとなると、クレジットカード払いを導入したくない店舗が多いのも頷けます。

利益率の低い薄利多売の商売や個人経営のお店では、経営状況に関わる問題に成り得ます。

ただし現在はSquare(スクエア)、Coiny(コイニー)、楽天スマートペイなどモバイル決済サービスを利用する方法もあります。

これらモバイル決済を利用した場合、小規模店舗でも加盟店手数料が3.25%前後と格安の料率で利用出来ます。

代金を回収するまでの期間が長くなる

次に、代金回収までの時間がかかることです。

クレジットカードの利用代金は、クレジットカード会社から加盟店に対して基本的に15日サイクルで支払われます。

1日~15日までの利用代金:同月末に振込

16日~月末までの利用代金:翌月15日に振込

そのためお店で売上が出てから、実際にお店に代金が振り込まれるまでに最大で1ヶ月の時間差が生まれてしまいます。

つまり現金支払いに比べて、キャッシュインが遅れるためキャッシュフローが悪化します。

現金払い:売上が上がったその場で入金

クレジットカード:売上から最大1ヶ月後に入金

これも利益率の低い薄利多売の商売や個人経営のお店にとっては、死活問題になりかねません。

余剰資金が十分にある金満企業であれば別ですが、零細企業の場合は手元の資金が不足する危険性が生まれます。

しかし、ここでも先程挙げたモバイル決済を利用すれば、最短で翌営業日には振込がされます。

まとめ

以上が、完全なキャッシュレスライフを送るのが難しい現状と理由です。

私も個人経営の小さな飲食店もたまに利用しますが、そういったお店は「現金支払いのみ」を掲げている場合が多いです。

もちろんカード払いが出来なくても好きなお店は利用し続けるのですが、なんとなく現金払いのお店には通う頻度が下がってしまいます。

そのため最後に私の意見を言うと、

飲食店を始めとする店舗経営者の皆様

「モバイル決済」を是非とも導入して下さい。

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手数料率が低くて、キャッシュフローもほとんど悪化しません。

それで利用者が増えるなら万々歳じゃありませんか。

クレジットカード、電子マネーをよく使う「一消費者」の切なる願いです。

以上です。

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